そもそもモヘアとは?
画像:https://www.mohair.co.za/
✔ アンゴラヤギ(Angora goat)と呼ばれるヤギの1種から採れる天然繊維。
✔「貴族の繊維」と称され、光沢、弾力性、そして優れた色の反射力を誇る。
✔ 南アフリカが主な原産地。
✔ 1頭から採れる毛の量は年間約4〜5kg程度。
✔ 毛の刈り取りは1年に2回、春と秋に行われる。
✔ シワになりにくい
スーパーキッドモヘアとは?
生後約6ヶ月のときに初めて剃られる際に採れるとても希少な繊維で、モヘア繊維のなかで最も細く、柔らかく、光沢感があり贅沢な風合いを持っています。

モヘア繊維のランク
1位 Superkid Mohair(スーパーキッドモヘア)
2位 Kid Mohair(キッドモヘア)
3位 Young Mohair(ヤングモヘア)
4位 Adult Mohair(アダルトモヘア)
1位 Superkid Mohair(スーパーキッドモヘア)
- 最も細かくて柔らかい最高ランクのモヘアです。
- 生後約6ヶ月のときに初めて剃られる際に採れるとても希少な繊維。
- 主に高級な糸や生地に使用されます。
2位 Kid Mohair(キッドモヘア)
- スーパーキッドモヘアの次に高級なモヘアです。
- 生後12ヶ月程度の子ヤギの毛です。
- スーパーキッドモヘアより僅かに粗いですが、依然として柔らかくシルキーです。
- さまざまな編み物や織物にも一般的に使用されています。
3位 Young Mohair(ヤングモヘア)
- 通常1~2歳のヤギの毛です。
- 繊維はやや粗めです。
- 編み物や織物に適しています。
4位 Adult Mohair(アダルトモヘア)
- 完全に成熟したアンゴラヤギから得られ、通常2歳以上です。
- すべてのモヘアの等級の中で最も粗いです。
- とても丈夫なのでカーペットや頑丈なテキスタイルに使用できます。
スーパーキッドモヘアの凄さとは。
✔ 繊維が細く、柔らかい風合い
✔ 美しい光沢感と色彩(発色性)
✔ とにかく軽い
✔ 保温性、通気性に優れている。
✔ 毛玉ができにくい
繊維が細く、柔らかい風合い

柔らかさの理由は繊維の細さにあり、下記はそれぞれのランクの繊維の細さを表すマイクロン表です。
モヘアの種類 | 平均マイクロン数範囲 |
---|---|
スーパーキッドモヘア | 約25〜26マイクロン |
キッドモヘア | 約27〜32マイクロン |
ヤングモヘア | 約32〜34マイクロン |
アダルトモヘア | 約35〜40マイクロン |
※人の髪の毛の細さは一般的には約40〜100マイクロン(個人差はあります)と言われています。
美しい光沢感

スーパーキッドモヘアは美しい光沢を持っており、まるでシルクのような美しい光沢があります。
キューティクルと呼ばれる繊維表面のウロコ状の層がないことが理由です。
ウールや我々人間の髪の毛の表面にはキューティクルと呼ばれるウロコ状の層が存在します。
しかし比較画像の通り、モヘアの繊維にはそのキューティクルがほとんどありません。
キッドモヘアとスーパーキッドモヘアの比較
問題:
下記の2つの編地。どちらがスーパーキッドモヘアを使用した糸でしょうか?
答え: 赤色の編地がスーパーキッドモヘアを使用した糸です!

キッドモヘアも高級な繊維です。しかしスーパーキッドモヘアと比較すると光沢感が全く違うことがわかります。
美しい色彩(発色性)


メランジ染めと呼ばれますがメランジの色彩がとても美しいです。
上の3つの写真は全て同じ糸ですが、毛の噴き方がそれぞれでは異なることがわかります。
糸染めの場合、”糸自体”を染めるため、熱によって繊維にストレスがかかり、繊維がやせてしまうことが原因です。
しかしこれは糸染めの特性で避けることはできないので糸染め、TOP染めの色違いで同じ製品を作る際は注意が必要になります。
また糸染めであっても濃色と淡色では使用する染料が異なるため風合いに若干の差は出てしまいます。
とにかく軽い
スーパーキッドモヘアはその贅沢な外観と質感にもかかわらず、とても細い繊維のため重さを感じさせずとても軽いです。



スーパーキッドモヘアは繊維がとても細いので超極細の糸も作れます。
ふんわりしていてドレープ感もありとても美しいです。
毛玉ができにくい
モヘアは他の繊維よりも長い繊維で構成されており、前述の通り、繊維自体にキューティクル(ウロコ)がほぼないので繊維同士が絡みにくく、毛玉が形成されにくくなります。

キューティクル(ウロコ)があると繊維同士が摩擦によって絡まり毛玉ができてしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
モヘアは秋冬シーズンには欠かせないとてもファッショナブルでとても美しい繊維です。
なかでもスーパーキッドモヘアは最高ランクの高級繊維でその贅沢な風合いは病みつきになります!
ニットや毛糸を探す際にモヘアのランクも見ながら探すと新しい発見もあるかもしれません。
是非機会があれば手に取ってみてください!!
それではまた次回の投稿でお会いしましょう!
けー